第1次ベビーブームの時期に生まれた団塊の世代が後期高齢者となることで、プレーヤーの人口減少が懸念されていた「ゴルフ界の2025年問題」。これを受けて、近年のゴルフ界では誰でも気軽にゴルフを楽しめるよう、さまざまな取り組みが進められてきました。そのひとつが若い世代をターゲットとしたものです。最近では一般的な子どもの習い事として、スイミングやサッカー、バレエやピアノとともにゴルフが名を連ねています。
そこで、今回は多様化が進んでいるゴルフの今を紹介します。
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第1次ベビーブームの時期に生まれた団塊の世代が後期高齢者となることで、プレーヤーの人口減少が懸念されていた「ゴルフ界の2025年問題」。これを受けて、近年のゴルフ界では誰でも気軽にゴルフを楽しめるよう、さまざまな取り組みが進められてきました。そのひとつが若い世代をターゲットとしたものです。最近では一般的な子どもの習い事として、スイミングやサッカー、バレエやピアノとともにゴルフが名を連ねています。
そこで、今回は多様化が進んでいるゴルフの今を紹介します。

2025年は広い分野で「2025年問題」が起こり、労働力不足や経済の停滞といった問題が生じるといわれていました。ゴルフ業界でもプレー人口の減少を危惧してさまざまな施策を行いましたが、そのような状況の中で進めた取り組みが功を奏し、2024年度の全国のゴルフ場利用者数は2019年度比で約153万人の増加、ゴルフ場の市場規模は4年連続で上昇しています。
具体的に行った施策として、マルシェやドッグラン、ヨガやスタンプラリーなど家族で楽しめるゴルフ場イベントがあります。ゴルフを経験したことがない人もゴルフ場へ足を運びたくなるような機会づくりをしています。
さらに、施設内におむつ交換所や授乳室、託児所を設けたり、親子でプレーできるプラン、犬同伴プランなどを設定したゴルフ場も。ファミリーでゴルフを楽しめるような積極的な改善や工夫も実践しています。
厳しかったドレスコードも緩和されつつあります。従来、ゴルフは「紳士淑女のスポーツ」として、「ハイソックスの着用」や「シャツイン(パンツイン)」など、必ず守らなければならない服装についてのルールがありました。しかし、最近では短パンや短いソックスに加え、種類によってシャツの裾出しもOKのゴルフ場が少なくありません。日常生活で着られそうな個性的でおしゃれなゴルフウェアも増えています。
また、ゴルフ初心者が持つラウンド(ゴルフ場で18ホールを回るプレー)のハードルとして「わかりにくいルール」があります。しかし、近年は「プレーヤーフレンドリー」をキャッチフレーズに掲げ、初心者や障がいのある方が気軽にチャレンジできるようにとルールの改正が進められました。
例えば、通常の18ホールではなく、半分の9ホールとする「ハーフラウンド」なら半日で回ることができます。ゴルフは以前と比べて、気軽に始められるスポーツになっているのです。

ゴルフの多様化はプレーヤーの変化にも表れています。特に増えたのは20〜30代の女性です。増加する若い女性ゴルファーに向けて実施されるレディースデイが定着し、さらに女性向けのイベントも増えています。これに加え、「ゴルフ旅行」と「女子旅」を組み合わせた旅行商品も登場。ゴルフの後に温泉や食事を楽しみ、さらに観光やショッピングまでできることから、レジャーとして高い人気を誇っています。
一方、シニア層に対しても、ゴルフが健康維持や生きがいに役立つとアピールした取り組みは、厚生労働省が進める「健康寿命をのばそう」をスローガンとしたプロジェクトでも評価されました。
また、ゴルフといえば重いゴルフバッグのイメージがありますが、軽量のクラブが登場したり、クラブセットやシューズが持ち込み不要でレンタルできるゴルフ場もあります。このように、シニアが健康のために自分の体力に合わせ、無理なくゴルフを始めてみようと思えるような環境づくりが進んでいます。
さらに、プロゴルファーの在り方も変化してきました。女子ゴルフのステップアップツアーでも出産を経て復帰できるよう産休制度や託児所などの環境が整備されており、実際に産休中の選手や産後の復帰を表明する選手も増えています。ライフイベントを挟んでもキャリアが途切れず、競技に戻れる仕組みが確立されつつあります。
加えて、歌手デビューしてプロゴルファーとアイドルの両立を目指す選手もいます。「アイドル活動を通して、ゴルフを知らない人にもゴルフの魅力を知ってもらいたい」という思いは、ゴルフの普及に一役買っているでしょう。このような選手たちが今後のゴルフ界を盛り上げ、新たなファンを獲得していくのかもしれませんね。
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業界のデジタル化もゴルフ人口増加と多様化を後押しています。
従来、ゴルフ場の予約は電話受付のみのところが多く、予約をした後も一緒にラウンドするメンバーに詳細を共有する手間がかかっていました。しかしゴルフ場の予約専用アプリや、ゴルフ用スコア管理アプリなど、さまざまなスマホアプリのおかげで予約や情報共有などの負担は軽減し、デジタルネイティブな若い世代が感じやすいハードルを解消しています。
さらに紙とペンで記録していたスコアもデジタル化が進んだ結果、自動で集計し、自己分析も容易になりました。
また、初めてのゴルフとして挑戦しやすい「インドアゴルフ」も注目されています。プロジェクターやセンサーを用いたシミュレーターを使い、屋内でゴルフを楽しめるようにしたものがインドアゴルフです。天候に左右されないだけでなく日焼けや虫に悩まされることもない、快適な環境で練習できます。
もちろん、インドアゴルフでも最新技術の活用が進んでいます。AIと画像認識技術によるスイング解析機能を使えば、人目を気にせずに練習が可能です。自分のスイングやショットのデータを可視化し、蓄積された情報をAIで分析・活用することでスコアアップへの近道が見えてくるでしょう。
インドアゴルフ施設は1回1000円〜4000円程度と料金がお手頃で、駅の近くや市街地にある施設も多く、通いやすいことがメリットです。コースを回る時間がなくても、ちょっとした空き時間や仕事帰りなどに手軽に通えることもあって利用者が増加しています。
一方、アメリカでは、ゴルフ界にデジタル化の新風を吹き込む取り組みとして、バーチャルとリアルを融合させた新しいゴルフリーグがスタートしました。フットボール場とほぼ同じ広さのアリーナに設置されたグリーンやバンカーからスクリーンに向かってショットしてラウンドする光景は、まさに新時代のゴルフリーグといえるでしょう。
通常ではありえない断崖絶壁などバーチャルならではのフィールドで、約2時間にわたって繰り広げられたスピード感あふれるラウンドに観客も大いに沸きました。
ゴルフはプレーヤーもギャラリーもゲームの延長のような感覚で気軽に楽しめる新しいスポーツへと進化しているのかもしれません。
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近年、さまざまな分野で進む多様化は、ゴルフの世界でも見ることができます。ゴルフは、かつてのイメージとしてあったような、「お金と時間に余裕のある、おじさんの趣味」ではなく、誰でも楽しめる気軽で健康的なスポーツへと変化しました。爽快なナイスショットの感触をIT機器やゲーム機で、あるいは近くのインドアゴルフ場、そして初心者歓迎のゴルフ場で、気軽に楽しんでみてはいかがでしょうか。
ユピテルからは、過去のショット地点を最大10ラウンド分まで確認でき、スコアアップに貢献するゴルフナビ「YGN7100」や、クラブごとの飛距離を身に付けられるゴルフスイングトレーナー「GST-7BLE」が登場しています。

ゴルフナビ「YGN7100」はコース上のどこにいても高低差が分かる気圧センサーを採用し、ティーグラウンドからでも、フェアウェイからでも、現在位置からグリーンまでの高低差を自動計測するので、打つべき距離がわかります。

「GST-7BLE」は、ヘッドスピード・ボールスピード・ミート率・推定飛距離の4つのスイングデータを測定できるスイングトレーナーです。全22種のクラブが使用可能で、スイングデータはBluetooth対応のスマートフォンやタブレット、パソコンで管理でき、スコアアップをアシストします。
どちらも、ゴルフ場に行けないときでもゴルフを楽しめるオリジナルのスマートフォン・タブレット用ゴルフゲーム「ユピゴル」を無料でプレイいただけます。
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