ユピテルが提案する、ライフスタイルを豊かにする情報コラム

猫のアニマルセラピーが話題に。セラピードッグからキャットの時代に?

2021.8.26

今、注目のアニマルセラピー。セラピードッグたちが病院や介護施設を巡回し、人々を癒しています。さらに最近では、「猫の癒し」にも注目が集まっています。一方で、猫を飼うことのハードルの高さから、バーチャルペットという選択肢も登場しました。

今回はアニマルセラピーによる効果など、ペットによる癒しについてご紹介します。

アニマルセラピーとセラピードッグ

アニマルセラピー

動物の存在が人間の健康に役立つことは、はるか昔から知られていました。なんと2000年以上前の古代ローマ時代に、戦争でケガをした兵士のリハビリとして馬によるアニマルセラピーが役立っていたとされています。

馬やウサギ、鳥、イルカなど様々な種類の動物が、アニマルセラピーでは活躍してきましたが、なんといっても代表的なのは犬。1900年代になると、犬を使った本格的なドッグセラピーが行われるようになりました。犬によるアニマルセラピーでは、ボール投げをしたり歩行訓練をしたりといったプログラムが治療に組み込まれています。

犬と過ごす時間を持つことで、患者さんはより楽しく、より自発的に治療やリハビリに取り組む効果があります。「幸せホルモン」と呼ばれるオキシトシンが増加することや、「ストレスホルモン」であるコルチゾールが減少することを示す研究結果もあるほどです。犬によるアニマルセラピーによって、痛みや不安が軽減されることは身体の機能回復にも役立つとされています。

☆あわせて読みたい
推し活でセロトニンが分泌?!人気キャラクターを応援する「推し活」のススメ

実際にこれまで多くの訓練されたセラピードッグたちが、アニマルセラピー活動を支えてきました。犬は人間にとって、最も付き合いの長い動物のひとつ。犬と暮らしたことがある人なら、犬が人間の感情に敏感であること、様々なサインを読み取って従えること、そして何より、人間と一緒にいることを楽しめる動物であることを知っているに違いありません。まさに犬は、アニマルセラピーにうってつけといえるでしょう。

☆あわせて読みたい
スマートホームとアニマルウェルフェア ヒトもペットも快適にするペットテック
アニマルセラピーが健康寿命を延ばす!癒しのロボットペットも大人気
ペットを飼いたい気持ちに応える。バーチャルなネコという新しい選択肢

猫のアニマルセラピーが一挙に注目

アニマルセラピー

アニマルセラピーの専門的な訓練を受けていなくても、動物は人間を癒す力を持っているとされています。日本アニマルセラピー協会によると、ペットを飼っている人は飼っていない人に比べると、病院に行く回数が2割も少なくなることや、心臓疾患の患者さんの死亡率に大きな差が出ることが報告されています。またドイツでは7500億円の医療費が、ペットの影響によって削減されたと報告されています。

もちろん家庭で私たちを癒してくれるのは、犬だけではありません。その代表はやはり猫。犬に比べると気まぐれでクールな印象の強い猫ですが、猫が人間の健康に与える影響は非常に大きく、セラピーアニマルとしても注目を集めています。

猫を撫でることで「幸せホルモン」のオキシトシンがアップし、ストレスが軽減されることが知られています。また、機嫌のよい猫が、のどをゴロゴロと鳴らす音…この「ゴロゴロ音」は、人間の心拍数を落ち着かせるばかりか、骨密度を上げる効果さえあるのだそう。さらに、小さく華奢でふんわりとした猫は、飼い主の保護意欲を高め、世話をすることが癒しとなる「逆セラピー効果」をもたらします。

最近では、飼い主が「どうしたら猫が言うことを聞いてくれるのか」と考えることが、脳の機能の活性化を促しているのではと推測する研究結果もあります。猫のクールで気まぐれな性質が、人間の健康に役立っていると考えるとおもしろいですね。

猫に癒されたいけど、どうしたらいいの?

アニマルセラピー

コロナ禍のニューノーマルな時代で、おうち時間も増える中、癒やしを求めて猫を飼いたいとするニーズは高まっています。猫と暮らせる介護施設が登場し、保護猫カフェは取材も殺到する人気を集め、ついには猫の飼育頭数が犬を上回るなど、日本はまさに空前の猫ブーム。

とはいえ、誰でも猫を飼えるわけではありません。出張が多いといった仕事の都合や住宅事情、アレルギーといった理由から、猫を飼いたくても飼えない人は少なくありません。そんな猫好きの人が「猫」の癒しをバーチャルで満喫できるアイテム、それがユピテルの「Juno(ユノ)」です。

もちろんバーチャルなJuno(ユノ)を撫でることはできませんが、気まぐれで好奇心旺盛で、しかもツンデレなJunoは猫そのもの。なかなか懐いてくれないJunoに毎日ご飯をあげ、話しかけ、愛情たっぷりに接することで、少しずつコミュニケーションが取れるようになります。最初は目の前でご飯を食べることさえしなかったJunoが、いつしか自分の前で安心してお腹を出して眠ったり、リラックスした表情を見せてくれるように。

その頃には、Junoは毎日の生活に欠かせない、癒しと安らぎを与えてくれる大切なパートナーになっているに違いありません。Junoは本当の猫好きにこそ体験してもらいたい、バーチャルペットなのです。

☆あわせて読みたい
いまさらだけど「投げ銭」って何?推しを育てる推し活の広がりとは
文化的な影響を受けて独自の進化を遂げる、テクノロジーとカルチャーの関係性

アニマルセラピーでニューノーマルな時代を乗り越えよう

アニマルセラピーは、これまでに多くの人々の健康寿命を延ばすことに貢献してきました。ストレスの多い今のニューノーマルな時代に、「動物からの癒し」は、より必要とされているのではないでしょうか。動物の癒しの力を生活に取り入れることで、もっと健やかな人生を送れるなら、人間にとっても動物にとってもこれほどハッピーなことはありません。ユピテルのJunoが、そのお手伝いができれば幸いです。


【執筆】ユピスタ編集部
ユピスタ (Yupiteru Style) は、ユピテルが運営するテクノロジーやライフスタイルを扱う情報コラムサイトです。日々の暮らしをもっと面白く、もっと安心・安全に過ごすためのさまざまな情報を発信しています。