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あおられ屋や飛び出し!危険運転への対処と犯罪への心構え

2020.12.25
車間距離を限界まで詰めたり、何度もクラクションを鳴らすなど、大きな事故の原因となりやすい「あおり運転」。この行為がもたらす危険性を鑑みて、政府は2020年よりあおり運転を厳罰化し、夏には初の逮捕にも踏み切っています。
昨今ではあおられ屋や自転車でのひょっこり飛び出しなど、交通に絡む新しい犯罪が目立ち始めてきました。そこで、こうした危険な運転に対して、ドライバーとして知っておきたい対策についてご紹介します。

自転車あおり運転やあおられ屋による被害も

あおられ屋
まず、あおり運転についておさらいしましょう。あおり運転は警視庁の令和2年改正道路交通法リーフレットによると以下の10種類を対象としています。

■あおり運転の対象となる10類型の違反
・通行区分違反(逆走など)
・急ブレーキ禁止違反
・車間距離不保持
・進路変更禁止違反
・追い越し違反
・滅光等義務違反(ヘッドライトの不適切な使用)
・警音器使用制限違反(クラクションの不適切な使用)
・安全運転義務違反(幅寄せなど)
・最低速度違反(高速などでの速度違反)
・高速自動車国道等駐停車違反(高速で止まるなど)

上記のような危険運転が行われることで他のドライバーの走行を妨害することを「あおり運転」といいます。

従来、あおり運転の当事者は車のドライバー同士。あおり運転をした理由は、以下に挙げるような相手ドライバーの行為に触発されて起きるケースが主でした。

・相手の走行スピードが遅く、邪魔されたと感じたから
・割り込まれてイラっとしたから
・クラクションを鳴らされたから
・車間距離を詰められたから

しかし、最近は従来のあおり運転と異なるケースも出てきています。
具体的な例としては、「自転車」によるあおり運転や、あおられ屋の存在です。

自転車によるあおり運転とは走行している車の前に突然飛び出すなど、意図的に危険な運転行為をして事故を誘発すること。車同士のあおり運転と同等の危険な妨害運転です。

さらに、SNSの流行やあおり運転の厳罰化によって現れたのが「あおられ屋」。
あおられ屋はわざと追い越し車線上でゆっくり走行するなどの行為であおり運転を誘発します。そして、もしあおり運転をしてくる相手がいれば、一部始終を動画に撮影してSNSなどで拡散したり、「あおられたから警察に訴える」と言って、ドライバーを脅します。

あおられ屋の動機としては、損害賠償狙いや、動画サイトなどでの閲覧数稼ぎ狙いなど様々ですが、いずれも健全なドライバーを脅かす存在であることに変わりはありません。

「自転車あおり運転」も「あおられ運転」も妨害運転罪などの違法行為

自転車によるあおり運転やあおられ運転も、妨害運転罪などに問われる可能性がある違反行為です。
実際に、自転車のあおり運転は2020年には初の逮捕者も出ており、自転車に乗る人にも交通ルールの徹底が求められています。

ただ注意したいのは、「あおられ屋」の存在からもわかるように、「あおったつもりはないのに非を指摘される」ケースがあることです。
そして、あおられ運転により誘発されたとしても、違反性が認められれば免許取り消しなどの処罰を受ける可能性さえあります。

また、「あおられ運転」にあたると考えられるのは、主に以下のような行為です。

・後続車が追い越し車線に移ろうとした時に同じタイミングで追い越し車線に入る
・追い越し車線で長時間にわたってノロノロ運転を続ける
・故意に高速道路を最低速度以下のスピードで走り続ける

自分では普通に運転しているつもりでも、もしこれらの行為を続けていた場合は走行を妨害する「あおられ運転」として違反性を問われる可能性があります。
道路交通法に抵触するリスクがある他、免許停止などの重い処罰を受けることもあるため、注意が必要です。

「あおられ屋」に遭ったらどう対処するべき?

あおられ屋
では、自分はしっかり交通ルールを守っていることを前提に、あおられ運転に遭わないためにはどうすれば良いのでしょうか。

まず、追い越し車線を走り続けないことがポイント。そして追い越し車線上で後続車に追いつかれたら早目に道を譲り、相手の走行を妨げないよう意識します。
追い越し車線に移る際も、後続車との車間距離が十分空いている時に入るよう心がけましょう。
その他、不用意なクラクションや急ブレーキなど、周囲を刺激するような行為は控えておくと安心です。

加えて、万が一あおられ屋の被害に遭った時のために、対策も講じておきましょう。
具体的には車にドライブレコーダーを設置し、トラブルの一部始終を記録できる環境を作っておきます。
ドライブレコーダーは自転車によるあおり運転や、車両事故といったトラブルの証拠記録にもなりますので、家族や自分自身の安全を守るためにも設置しておくことをおすすめします。

まとめ

自転車による飛び出しやあおられ屋など、ドライバーを取り巻く交通トラブルの形も日々変化しています。
安全なドライバー生活を送れるように、昨今、道路上で起こり得るトラブルについて把握し、運転マナーの習得やドライブレコーダーの設置といった対策を講じてみてはいかがでしょうか。


【執筆】ユピスタ編集部
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