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家庭用3Dホログラムの登場。AR・VRとも違うデジタルサイネージのこれから

2021.6.4

「3Dホログラム」が、いよいよ身近なテクノロジーになりつつあります。すでにサブカルチャーの世界では、3Dホログラムのアイドルと話せるカフェなども出てきました。今後ますます3Dホログラムを活用したデジタルサイネージが活躍する場所は増え続けるでしょう。これまでのイベント装飾や看板の域を超え、「一家に一台」という時代が来るのも、夢ではなくなってきています。

3Dホログラムとは、何もない空間にあたかも存在するかのような立体画像を投影するもの。今回はこの3Dホログラムについてわかりやすく説明するとともに、3Dホログラムが誘う未来の世界を想像してみましょう。

そもそも「3Dホログラム」とは?

デジタルサイネージ

映画やドラマでは頻繁に登場し、未来の象徴的な存在となっている「3Dホログラム」。銀河を旅する宇宙船のクルーが、さまざまなオペレーティングシステムを3Dホログラムで操る…なんてさま、みなさんご覧になったことありますよね。3Dホログラムとは、空間に立体画像を投影できるテクノロジー。3Dメガネは必要なく、肉眼で正面に限らず側面や背面など、どの角度からでも立体的に見えます。

立体映像が楽しめるテクノロジーとしては、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)もあります。ARはスマートフォンなどの画面を通して、またVRは専用ゴーグルを装着することによって楽しめるものであり、3Dホログラムとは異なります。

ただし、3Dホログラムは何もない空間にそのまま立体映像が映し出されるわけではなく、再生するためにはデータを照射するディスプレイが必要です。

3Dホログラムにはいくつかの種類がありますが、ブレード型は光源のついたブレード(羽)を高速回転させることで、立体的な映像を投影するというものです。

また、3Dホログラムは静止画像だけでなく、動画を投影することも可能です。リアルタイムで3Dホログラムによる映像を配信することも今後は普及すると考えられます。

3Dホログラムはどんな仕組み?

では、3Dホログラムはどのような仕組みでつくられ、立体画像を目にすることができるのでしょうか。

たとえば写真や映画などは2Dですが、これは光の強さ(振幅)と光の色(波長)の2つのデータを記録しています。通常、人がモノを見る時は、その物体に反射した光を見ています。物体から発する光をデータとして記録し、再生することで写真や映画といった形で見ることができるのです。

しかし、これらはあくまでも平面的なもの。斜めから見ても立体的には見えません。そこに光の位置(位相)のデータを加えることで、角度を変えても立体的に見えます。これが3Dホログラムの仕組みです。

具体的には物体から出る光と位置情報を記録した光を重ねて投影することで縞模様の明暗パターンが生まれます。この明暗パターンはフィルムなどの感光媒体に照射することで形成されますが、これを「ホログラム」と呼びます。

そして、感光媒体に記録したこのホログラムに、明暗パターンを生み出した時と同じ光の位相データを照射することで、ホログラムの縞模様に反射された光が立体的な映像として見えるようになるのです。

ペッパーズ・ゴースト型は3Dホログラムに似た技術

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3Dホログラムに似た立体映像を映し出すテクノロジーとして、ペッパーズ・ゴーストというものがあります。ペッパー・ゴーストは古くから舞台などで用いられてきました。

ペッパーズ・ゴーストの仕組みは簡単に言えば、板ガラスと照明技術を使った視覚トリックです。ネットでもたまに話題になる「錯視」現象を利用し、板ガラスに反射する物体の“影”を使って目の前の対象物を3Dホログラムのように立体的に浮かび上がらせる技術です。正面からは立体映像であるように見えますが、3Dホログラムのようにどの角度から見ても立体的になるわけではありません。

しかしこのペッパーズ・ゴーストも、私たちに不思議な高揚感を与えてくれます。ARやVRと違い、3Dホログラムと同様、ゴーグルや端末を使わず肉眼で立体感を感じることができることが、やはり大きな魅力だといえるでしょう。

3Dホログラムの活用事例の今と未来

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先ほども述べた通り、ARやVRと違い、3Dホログラムは今いる空間に立体映像を直接映し出せるのが魅力。この技術を使うことで、私たちの生活にさまざまな驚きの体験がもたらされるでしょう。

たとえば立体映像をお部屋に映し出して、次世代のインテリアに?ホログラムでできた地球儀なんてどうでしょう。またはモデルルームにコンシェルジュを投影してお客様を案内するといったこともできると考えられます。

あるいは、3Dホログラムを使って遠くの人とすぐそばにいるように、まるで映画のワンシーンのように会話が楽しめるかもしれません。

また、アーティストのコンサートを3Dホログラムとしてリアルタイムに配信し、複数のライブ会場でその様子を立体映像として楽しむことも可能となるでしょう。

実際に個人向けの3Dホログラムディスプレイがすでに開発され、販売が予定されています。アーティストが手軽に3Dホログラムによる配信を行ったり、3Dホログラムディスプレイを使ってテレビ電話を楽しんだりする時代が近い将来やって来るかもしれません。

3Dホログラムで新たな体験を

テクノロジーの進化によって、3Dホログラムを活用したサービスが一部で始まっています。街で見かけるデジタルサイネージで3Dホログラムを用いた広告が表示されたり、家庭用としても3Dホログラムのディスプレイを自宅に置ける時代が来るかもしれません。

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ユピテルでは、箱型のデジタルサイネージの中で3Dで動く、家庭用バーチャルペット「Juno(ユノ)」を開発・販売しています。ホログラムではありませんがリアルでかわいい子猫のキャラクターとの暮らしを、ご家庭で画面越しに体験してみてはいかがでしょうか。

(2021.12.20追記)またユピテルオリジナルキャラクター「霧島レイ」をモチーフにした「LVR-01」は、ゴーグル無しで3D映像が観れるだけでなく、なんと浮遊映像レンズを搭載。ホログラムのようにフィギュアが空中に浮かび上がります。またエアータッチセンサーにより、宙に浮かんだキャラクター、レイとも空中で触れ合うことが可能。まさに近未来のバーチャル×フィギュアとの生活を体験していただけます。


【執筆】ユピスタ編集部
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