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ルーメンやルクスとは?プロジェクターやドラレコにも使われる、意外と知らない光の単位

2026.4.6

プロジェクターを選ぶときに見るスペックには「ルーメン」、ドライブレコーダーでは画素数などと並んで「ルクス」と表記されていることがあります。これらの単位は、明るさを表す光の単位です。しかし、ルーメンやルクスといった光の単位はそれぞれ明るさの何を表しているのでしょうか。聞いたことはあっても、よくわからないという方が多いかもしれません。そこで、本記事ではLED照明や小型プロジェクター、ドライブレコーダーなどを選ぶ際に知っておきたい、光の単位についてまとめました。

ルーメン、ルクス、カンデラ、ケルビン…知っておくと役立つ光の単位

ルーメン

光に関する単位にはさまざまな種類がありますが、明るさが関わる製品を選ぶとき、知っておくと役立つ光の単位は主に3つです。まずは光束を表す「ルーメン(lm)」、これは光源から放たれる「全ての光の量」を指し、この数値が大きいほど明るくなります。つまり、ルーメンは製品そのものの実力ということができます。

2つ目は「ルクス(lx)」です。ルクスは「光が当たった特定の範囲内の明るさ」で、照度ともいいます。ルーメン値が同じ照明でも光の当たる場所が狭いか広いか、あるいは光源から近いか遠いかによってルクスは変わります。ルクスは1平方メートル(m²)にどれだけの光が当たっているのかを測るので、文字の読みやすさや作業のしやすさに影響する単位です。

3つ目の「カンデラ(cd)」は光度、つまり「特定の方角へ向かう光の強さ」で、懐中電灯や車のヘッドライトなど、光を絞って遠くに飛ばす製品で重視されます。ちなみにカンデラ(candela)はろうそく(キャンドル/candle)からきた言葉で、もともとは「ろうそく1本の灯りが1カンデラ」とされていました。つまり、100cdの懐中電灯なら、ろうそく100本分の明るさということになります。

ルーメン

そのほかに光の色である「色温度」を表す「ケルビン(K)」という単位もあり、これは数値が低いほど暖色で、高いほど寒色であることを意味します。蛍光灯などは「昼光色」や「昼白色」、「電球色」のように呼ばれることが多いので、数値としてはあまり気にせず購入できるようになっています。

ルーメンをチェックしたい照明器具やプロジェクター 光を意識した選び方のコツ

「ルーメン」は照明を選ぶときにチェックしたい単位です。日本の照明器具には「6畳までの部屋なら2700〜3700ルーメン(lm)」、「8畳までなら3300〜4300ルーメン(lm)」など、部屋の広さに対して必要なルーメン数の標準規格(日本照明工業会)があります。照明器具を購入する際は、このルーメン数を参考にしましょう。迷ったら1つ上の畳数を選ぶのがおすすめです。加齢とともに明るさを感じにくくなっていくことや、近年販売されているほとんどの照明器具には調光機能があるので、明るめの製品を設置してちょうどいいと感じる明るさに調節して使うとよいでしょう。

プロジェクターは「部屋の暗さ」と「映したいサイズ」で必要なルーメン値(明るさ)が決まり、ルーメン値が高いものほど映し出される映像は明るくなります。ただし、ルーメン値が同じでも製品によって映像の明るさにかなりの違いを感じる場合があります。それはルーメンの測り方、例えばプロジェクターのどの部分の明るさを基準にするかなどが、メーカーごとに異なるからです。

そのため、プロジェクターを選ぶ際は米国国家規格協会が定めた「ANSIルーメン」を必ず確認しましょう。「ANSIルーメン」は投影された映像を9分割し、その平均的な明るさを出しているので実際の見え方に近く、こうしたことから信頼できる指標だとされています。

なお、暗い部屋なら200〜300ANSIルーメンで十分かもしれませんが、明るい部屋で小型プロジェクターを使う場合は、最低でも2500〜3000ANSIルーメン以上が必要でしょう。スクリーンのサイズが大きくなれば、さらに高いルーメン値が必要となります。

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ドライブレコーダーでも使われるルクス

「ルクス」をチェックしたいのはドライブレコーダー選びです。「ドライブレコーダーは照明やプロジェクターのように装置そのものが光を発するわけではないのになぜ?」と思うかもしれません。

しかし、「最低被写体照度」、つまり「そのカメラが映像として記録できる最低限の明るさ」を表すためにルクスが使われています。ルクスの値が小さいほど、より暗い場所でも記録が可能になり、例えば「0.01ルクス対応」の製品なら街灯がなく三日月程度の明るさの環境下で撮影しても、映像はかなり明るく鮮明に記録されます。

ユピテルからはデジタルインナーミラーと前後2カメラドライブレコーダーが一体化した「NV-8000M」「ZNV-800M」を発売しています。
暗視カメラを搭載した前後のカメラは、被写体最低照度0.01ルクスを実現。さらにリアカメラはプライバシーガラスやスモークフィルムの暗さを踏まえて映像感度をチューニングし、夜間も車両後方をより明瞭に記録します。

暗視カメラと従来カメラの比較

光の単位を理解して後悔のないプロジェクター・ドライブレコーダー選びを

「ルーメン」や「ルクス」などのような光の単位はあまり聞き慣れないものですが、明るさは私たちの生活に密着しています。照明やプロジェクター、ドライブレコーダーなどは、短い期間でたびたび買い替えるものではありませんから、しっかり比較したうえで選びたいですよね。これら光の単位について理解しておけば、生活を便利に、豊かにする製品を、目的に合わせて選ぶことができるでしょう。

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【執筆】ユピスタ編集部
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