ユピテルが提案する、ライフスタイルを豊かにする情報コラム

キャラクター大国と呼ばれる日本。日々多くのキャラクターが生まれ、育てられ、愛されています。人気が衰えず長年愛され続けるキャラクターには、いったいどんな特徴があるのでしょうか？キャラクターにかける制作者の情熱と、キャラクターを育てるファンの熱い想いにスポットを当てます。

気づけばいつも私たちのそばに寄り添う「キャラクター」という存在。マンガやアニメキャラはもちろん、グッズなどが発祥のオリジナルキャラクターまで、老若男女を問わず、愛すべき存在として私たちの生活になくてはならないものとなりました。

まずはキャラクターの盛り上がりを市場規模で見てみましょう。2021年度のキャラクタービジネス市場は国内で2兆5000億円を超え、前年度を上回りました。話題のメタバースの盛り上がりなどにより、キャラクターが活躍できる新しいフィールドはもっと増えていますから、今後もますます賑わいを見せることでしょう。

キャラクターは市場規模だけでなくその数も種類も膨大で、毎年どれくらいのキャラクターが生まれているのかはもはや把握しきれないほど。そんななかで日本のある国民的な幼児向けアニメでは、その作品の登場キャラだけで1,800種類近くとなり、世界最多キャラを誇る作品としてギネス認定されました。また一時ブームになった「ゆるキャラ」も、ブーム時ほどではないにしても、今なも1,000体ほどが各地で活躍しています。

またユピスタで何度も紹介しているVTuber(ブイチューバ―)も、既に16,000人以上が活動。その人気は海外にも伝わっており、海外VTuberも増えつつあります。海外にも「Kawaii(カワイイ)」という言葉が普及してしまったほど、日本発の「かわいい」キャラたちは広がりを見せているわけですね。また100万人以上のチャンネル登録者を誇る人気VTuberも着々と増え、「ファンがつく」「愛される」ことの証が数字として見て取れます。

それではそんな「ファンがつく」「愛される」キャラクターには、一体どんな特徴があるのでしょうか。

多くのキャラクターが日々生まれる一方で、長年愛され続けるキャラクターはほんの一握り。ではそんな愛されキャラを生み出すの秘訣とは何でしょうか。

日本のキャラクター作りの原点と言われる「鳥獣戯画」をご存知ですか？800年間もの期間をかけて、無名の僧侶たちによって作られた妖怪たちの絵巻物です。長い年月をかけて作られたキャラクターたちには際立った個性があり、描き手の情熱を感じられます。庶民の日常生活が、ウサギ・サル・カエルなどに擬人化されて描かれています。表情や動きがとても豊かで、各所にストーリーが散りばめられていることから、日本最古の漫画であるとして知られています。

この「鳥獣戯画」は、制作者たちのただならぬ情熱もさることながら、多くのファンがいたからこそ、現代の世にも伝わっています。制作者の情熱が、目に見えない命とストーリーをキャラクターに吹き込み、それが多くのファンの心をつかむ愛されポイントとして昇華していく。そしてそれが、長い年月を経て徐々に熱い想いとなり積み重なっていく。「鳥獣戯画」には長寿キャラクターの原点が垣間見えます。

例えばキャラクターで町おこしを願う自治体にも、特別な想いがあるでしょう。キャラクターへの愛は、そのまま愛する故郷への愛です。それが目に見えないストーリーとして伝わるからこそ、共感が生まれます。それが思わず吹き出してしまうようなお茶目なキャラクターであったとしても、根底に「愛」を感じるからこそ、ファンが生まれるのではないでしょうか。そのような情熱をより多く感じることができて、はじめて一般のファンが安心・信頼してキャラクターを応援することができるのです。

ユピテルでも、安全運転指導少女「霧島レイ」というキャラクターが活躍しています。

霧島レイは2011年に、ユピテルのGPS&レーダー探知機「FM143si」のナビゲートキャラクターとして誕生しました。その後は単独作「Leiシリーズ」のメインキャラクターとして、Lei01から今では「Lei05」までバージョンアップ。さらには霧島レイが3Dホログラムのように飛び出す近未来プロダクト「LVR-01」も発売しています。

2011年の誕生以来、多数のプロダクトのメインキャラクターとして、はたまたゲームコラボやグッズで活躍してきた霧島レイ。10周年を超え、ファンの方々への感謝をこめて10周年記念特設サイト「レイ祭り」もオープンしています(こちら)。

そしてファンの方々からの「愛され」の象徴として、2021年10月、クラウドファンディングでファンの方々から立派な記念撮影用看板を寄贈頂きました。その設置場所は、プロダクト発祥の地であり、名前の由来である霧島連山を背に構えるユピテル鹿児島。今や聖地巡礼スポットとして、地域の活性化も担っています。

ファンの方々から長く、強く愛される霧島レイ。その愛らしさやこれまでの歴史を、まずは特設サイトから是非ご覧になってくださいね。